「Gマーク」とは

安全性優良事業者であると認められた事業者が使用できるマークのことです。安全性優良事業者となるためには全国貨物自動車適正化事業実施機関という機関に書類を提出して、公益社団法人全日本トラック協会の審査を受けて認定を受ける必要があります。

認定を受けることをGマーク認定といい、そのための書類を提出することをGマーク申請といいます。Gマークは営業所ごとに取得します。

 

申請にかかる費用

Gマークの取得にかかる費用は申請を紙で行うか、インターネットで行うかで異なります。紙で申請する場合は申請書を購入する必要があります。値段は税込みで1000円です。インターネットで申請する場合は無料です。

紙で申請する場合の申請書(複写新規申請書)は配布期間が決まっています。毎年、5月初旬から6月末です。この期間内に申請書を入手できなかった際はインターネットでの申請となります。

 

取得にかかる期間

Gマークは申請から取得までおおよそ5カ月間かかります。申請の受付期間は毎年7月の初旬から中旬です。受付期間を過ぎてしまうとその年はもうGマークを取得できません。必ず期間内に申請を行ってください。

申請の結果発表はだいたい11月の下旬から、ホームページに掲載され、順次評価結果は郵送されます。

 

有効期限

Gマークには有効期限があります。有効期限はGマークの認定を受けた年から2年後の12月です。その2年ごとに更新の手続きが必要になりますから忘れずにに行いましょう。

 

申請資格

Gマークの申請をするには以下の要件を全てクリアしている必要があります。

  1. 新規申請の場合は運送業許可を取得して、営業開始から3年以上たっていること。
  2. 営業所を新設した場合は、許可を取得してから3年以上たっていること。
  3. 申請時にその営業所の車両が5台以上あること。
  4. 不正申請により申請の却下、評価の取消や認定の取消から2年以上たっていること。
  5. Gマークのステッカーや認定書の偽造などの是正勧告を受けて、それらを提出してから3年以上たっていること。
  6. 最後の行政処分から3年以上たっていること。

上記の通り、運送業許可を取得してすぐにはGマークの申請はできません。また、何かしらの不正を行っていても申請できません。

 

まとめ

今回はGマークについて大まかに説明しました。
Gマークの取得は必須ではありませんが、事業者としての信用に大きくつながり、他の事業者との差別化を図ることもできます。まだまだGマークを取得していない事業者も多いため、取得するメリットは十分にあると言えるでしょう。