運送業許可申請において意外と忘れがちな運行管理補助者について解説していきます。

運行管理補助者とは?

読んで字のごとく運行管理者を補助する人のことです。運行管理者は点呼をすることになっていますが、運行管理者が休みのときや不在のときに点呼を行うのが運行管理補助者です。

点呼をしっかり行っていないと巡回指導などで厳しく追及される可能性があります。

運送業許可の申請自体においては運行管理補助者を置くことを義務とはしていませんが、実際は補助者の選任が必要となってきます。

 

運行管理補助者になるには?

運行管理補助者になるためには運行管理者基礎講習を修了している必要があります。

運行管理者のように試験に合格する必要はありません。その点、運行管理補助者は要件が軽いと言えます。

運行管理者基礎講習の受講は予約制で、3日間(講習自体は約16時間)かかります。費用は税込み8,900円です。

 

まとめ

運行管理補助者の選任は運送業許可申請においては義務とはされていないため、見落としがちです。

しかし、実際は補助者を選任しておかないと運行管理者が休みや不在のときに運送業を行うことができないため、選任することが必要になります。

また、日々の点呼の帳簿や運転日報の作成を怠ると巡回指導が来たときに最悪の場合、何かしらの行政処分を受ける可能性があります。

巡回指導が回ってきたときに慌てないためにも運行管理補助者は選任しておくべきです。